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2005年12月23日 (金)

源泉ひとつで、温泉が2つ?!

箱根に行ってきました。

今回の一番の目的は、新しくできるお宿の支配人さんにお会いすること。

これまでに全くなかったような、でも、誰もが望んでいたような、

そんなお宿が、ついにオープンします。

このお宿については、まだ、秘密。

もうちょっとしたら、ご報告します。

場所は「強羅」とだけ、お伝えしておきます。                                

                           

さて。

箱根に行ったら、ぜひ、訪ねてみたい温泉が2つありました。

一つ目は、芦の湯の「松坂屋本店」の温泉。

matsuiriguchi matsugaikan

1662年の創業。つまり江戸時代から340年以上もの歴史のあるお宿。

なんと、かの広重さまの浮世絵にも登場する温泉なのでございます~。

                                  

お庭に源泉があるというこの温泉の泉質が実に珍しい。

「単純硫黄泉」でありながら、なんとPH 8.1。

つまり弱アルカリ性泉質という希少な温泉なのです。

これが、芦の湯が「美肌の湯」とよばれる所以です。

                          

さて。さっそく松坂屋本店の内湯「芦刈の湯」へご案内します。

見ただけで癒されるエメラルドグリーンのお湯。

硫黄の成分がコロイド状になってグリーンに見えるそうです。

湯船が2つに分かれています。

1つは透明なグリーンのお湯。

もう一方は、白濁しています。

けれども、温泉分析書の表示はひとつ。な、なぜ!?

そうです!これこそが「温泉は生きている」なのであります。

                 

以前、このブログでも少しお話しましたが、

この源泉は、地上に出た瞬間は「無色透明」。

それが、空気に触れて熟成されて、成分により変化していくのです。

松坂屋本店の源泉は温度が高く、それを加水せずに内湯へ引き込んでいます。

温泉までの湯量の流れを調整することで温度調整をして、

「熱めのお湯」と「ぬるめのお湯」と2つの湯船にしているのだそうです。

どちらも実にまろやかなお湯で、優しい光につつまれてとても幸せな気分。

  

 

matsuzakaya1

                  

                   

お宿の番頭さんは「お湯は毎日変わります」と言い切ります。

ですから、色や白濁の状況は日によって微妙に変わって見えるかもしれません。

けれども、透明グリーンの「熱めの湯」は、よりフレッシュな状態で注がれ、

「ぬるめの湯」が白濁しているのは、温度が下がるまで空気にふれていることにより熟成が進み、硫黄成分の湯花が多く現れたからでしょう。

matsuzakaya3 

                        

飲泉も可能なこの温泉をそれぞれ味わってみましょう。

不思議なことに、白濁の濃い温泉に見える方は、さっぱりとした味で香りも薄く。

さわやかに見える透明の温泉の方が、硫黄の香りが強く、コクのある味わいです。

「う~ん。おぬし。やるな?」

                               

見た目のさわやかさにすっかり惑わされて、先に透明の湯に入ってしまった。

う~ん。まだまだ、修行が足りない。(;;)

                       

温泉ソムリエの教訓その①。

もしも、同じ源泉なのに、白濁と透明の2つの湯船が存在していたら?

1.最初に入るのは、熟成してまろやかになっている「白濁の湯」。

2.硫黄泉なのに「透明」なのは、フレッシュな証拠。熟成の湯で身体を慣らしてから入りましょう。

                     

そうそう。「美肌の湯」に入った後は、一刻も早く「保湿ケア」をしてください。

えっ?お肌すべすべになったのに?と、思うかもしれませんが、

アルカリ泉質の温泉は「角質をとる」作用があります。

ですから、すぐにボディクリームなどで保湿ケア。

これで「温泉ビューティ」は完璧です!

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