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2008年12月 1日 (月)

本当にフレッシュな鉄泉って・・・

押立温泉・住吉館には、実は2つの温泉があります。

ひとつは、通常使用している透明な単純温泉。これは、猪苗代リゾートから源泉を引湯していて、そのままかけ流しで注いでいます。主成分はナトリウム-炭酸水素塩泉で、やわらかい肌すべ系温泉です。

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そして、もうひとつは、敷地内の自家源泉。湯船のすぐ近くに掘削自墳の源泉があるのです。こちらは、38℃ほどなので、温めて利用、以前の分析によると泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉、鉄分も含有する温泉で、薬湯のように愛されてきた源泉です。

秋~冬と春先の寒い時期は、露天風呂に単純温泉をすべて注いでしまうので、内湯はこの自家源泉を入れているとお聞きしました。この季節限定の温泉に入らせていただきました。

まず、この湯船の写真をご覧ください。

Img_1532sumiyosi1_2

お湯はうす濁りの白緑色。ふわ~っと硫黄の香りがします。硫黄と塩、そして鉄分を含有している温泉ですから、時間がたてばもっと赤茶色に変化してきます。つまり、まだフレッシュな温泉だということがわかります。これでもとってもすばらしいのですが・・・。

さて、こっちを見てください。

Img_1535sumiyoshi2_3

なんとまだ無色です。そして、そして、近づいてみると・・・・。

Img_1537sumiyoshi3_2

きゃ~~。こんなに膜ができています♪この温泉の膜は、カルシウムや鉄分などの温泉成分が空気に触れている表面だけ変化してできたもの。

膜の切れ目を見ると中は透明です!

Img_1536sumiyochi5

これは、同じ源泉です。フレッシュな源泉を注いだだけで、まだ、誰も入っていない状態。だから中は透明、そして、表面だけこのように薄い膜ができているのです。

この温泉の膜を手にとってみると、薄茶色に変化し鉄の香りがぷんぷんします。

人が入ることでお湯に空気が入り、成分が熟成⇒酸化していく過程において、鉄泉はうす緑に濁り、やがて赤く変化、硫黄は細かい白い湯花となり、お湯がにごり湯になっていくというわけです。

美しい森の風景を眺めながら、透明なほどフレッシュな鉄と硫黄の温泉に入る。温泉研究家冥利につきる、至福の温泉ビューティでございました。

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コメント

石井先生こんにちわ(>_<)なんともにごり湯のメカニズムを見えるように教えてくれる温泉ですね(☆o☆)!興味深いです!膜はパリパリですか!?
そして何よりそんな目に見えるほどフレッシュな含鉄泉入ってみたいです~www
温泉ってやっぱりおもしろいですね~(*^_^*)

投稿: ☆あじゃ☆ | 2008年12月 1日 (月) 23時38分

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