森岳温泉は「しょっぱい温泉」というのが自慢。
今回は、ご当地のみなさんのための講座でしたので、しょっぱい温泉についても研究してみました。
日本有数のしょっぱさだと地元の三種町の皆さんは思っているのだけど、はたして他はどうなの?しょっぱい温泉ってどういう風に表せばいいの?
ということで、まずは、森岳温泉の温泉分析書をチェック!
森岳温泉
成分総計は、22655mgと、濃厚。
10g(10000mg)以上は高張性となり、わたしたち人間の細胞液よりも高い、つまり、濃度の薄い方から濃い方へ物質移行するという浸透圧の原理からすれば、皮膚内の物質がお湯の方へ排出されていく傾向になるということですね。
では、しょっぱさ。ということについてチェックしてみましょう。
今回は、塩分=ナトリウムイオン+塩素イオンとして計算しました。
*これは、泉質名の表示の際に、ナトリウム-塩化物泉か、ナトリウム-塩化物強塩泉かの基準が、
ナトリウムイオン5.5g/kg 以上
塩素イオン8.5g/kg 以上だと
「ナトリウム-塩化物強塩泉」となる。
ということで、この2つのイオンの合計を「しょっぱい温泉=塩分」として比較してみることにしました。
森岳温泉の場合は、5497mg+13690mgで、合計19187mg
塩分が濃くて「しょっぱい温泉」とみんなで思っているのに、なぜ「強塩泉」とつかなかったのか?!が、判明。ナトリウムイオンが5497mgつまり、3mg多ければ、ナトリウム-塩化物強塩泉の仲間入りということだったのです。
ちなみに、森岳温泉の泉質名は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。カルシウムも2916mgも含有しています。カルシウムの鎮静作用も複合されるということも、この温泉の特徴。皮膚のかゆみや関節の痛みが楽になるという評判にもつながっているのですね。
●海水とどっちがしょっぱい?
海水の平均的な塩分は、35000mg。(塩分濃度3%~3.5%というのが標準です)
海の水はその他に、海洋性ミネラルやヨードなども豊富。海ってしょっぱいのですね~。
<塩分の濃い温泉>
塩分の濃い温泉といえば、兵庫県の有馬温泉が有名ですが、どのくらいしょっぱいのでしょうか?
有馬温泉(金泉の温泉分析書)
含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉
成分総計61400mg 塩分32000mg
<森岳温泉の近くのしょっぱい温泉は?>
鰺ヶ沢温泉(青森県)
ナトリウム-塩化物強塩泉
成分総計23990mg 塩分23258mg
強首温泉(秋田県)
ナトリウム-塩化物強塩泉
成分総計21630mg 塩分20111mg
「しょっぱい温泉」研究、なんだか楽しくなってきました。
森岳温泉の「しょっぱい自慢」を機に、全国の強塩泉が結集して、「塩」の温泉パワーを探究する“しょっぱい温泉サミット”(?!)などに発展していけたら楽しいかも~♪
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