ブラボー!こんなお湯、初めてです。祖谷温泉
大歩危・祖谷渓谷でございま~す♪
4月25~26日に行っていた、四国にし阿波観光圏の旅のご報告です。
この小便小僧さんがいらっしゃるのは「風呂谷」と呼ばれる場所。
その昔は、谷底の渓谷に湧く温泉の湯煙で、もやがかかるほどだったそうです。
山肌に建つホテル祖谷温泉は、まるで宙に浮かんでいるような景色。
お部屋にも温泉露天風呂が。チェックイン時には湯船は空っぽで、好きな時に好きなように蛇口をひねって温泉を注ぐシステム。これって案外ありそうでない。
「うちの温泉は湯量が豊富ですから、温泉は流しっぱなしでも構いませんよ。」と仲居さん。
そ~となれば、“プチ湯守”の登場です。(自分で自分の温泉湯船を管理)
え~、湯守・石井宏子のこだわりといたしましては、差し水をできるだけしたくないわけでございまして、温泉を細~く出しまして、ゆっくりと貯めて適温に・・・。(お部屋へ入れている温泉は谷底の源泉を引き、熱々に加温してあります)
湯船に入っていると、まるで天空にうかんでいるような気分になれました。
さて、いよいよ待望の“源泉”露天風呂へ・・・。
想像以上に渓谷が深くてびっくり。ケーブルカーで谷底へと下ること5分あまり。
さらに急な階段を下り、露天風呂に到着です♪
渓流がすぐそこ。さわやかな風が抜ける露天風呂。
源泉温度38.0℃、すぐ近くに源泉があり、加水、加温なく、そのまま注いでいます。泉質は単純硫黄温泉で、pH9.1のアルカリ性。硫黄成分は、イオン型(硫化水素イオン3.2mg)+ガス型(硫化水素ガス0.9mg)の混合で、総硫黄量4.1mg(2mg/kgあれば硫黄泉)。硫黄の血行促進作用で、ぬる湯でもポカポカと温まってきます。
この露天風呂での入浴は、本当に感動的。ブラボー!な驚きが次々とやってきました。
まず、お湯の感触。ぬるぬるつるんつるんです。
「そこ!すべりますよ~!入るとき気を付けて・・・」と、見知らぬお客様にも、つい声をおかけしたくなるほどのヌルヌル度です。湯船の中の移動もつるんつるん(笑)
そして、一番の感動はその後、やってきました。
源泉温度38℃のぬる湯ですから、のんびり“長湯”。渓流の水音や鳥の声に耳を傾けながら、ぼーっとお湯につかる至福のひと時。
じーっとお湯に身をゆだねていると、全身の肌に無数の泡がびっしりとついてきます。二酸化炭素泉(炭酸泉)に入るとこういうことがあるのですが、温泉分析書を見ても二酸化炭素ガスは検出されていません。
肌にびっしりと付着した泡つぶをそっと触ってみると、「ふわ~」っと白濁します。
コレ、硫化水素ガス(つまり硫黄)を含む泡なんですね。つまり、とてもフレッシュな状態で源泉が注がれているので、お湯の中のガス性の硫黄成分が肌に泡つぶとなってついてきて、肌の上でプチプチとはじけさせると空気と交じり合って硫黄の形状が変化して、生まれたての湯の花となって白濁するという現象だと推察されます。
炭酸ガスでプチプチは、あるけど、硫黄でプチプチの泡がはじけるとは・・・・(涙目)すごいなぁ、温泉!
「いや~、すごいなぁ・・・」(祖谷だけに?)と、何度もつぶやきながら、目をハートにして入っているワタシでございました。
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コメント
おおっ♪
僕もここの露天風呂大好きです(^o^)v
泡がキラキラと輝きながら目の前の清流に流れ落ちて行くんですよね♪
ずっと入っていたい温泉です。
投稿: 旅芸人♪ | 2011年4月30日 (土) 18時07分
以前から是非行きたいと思っていた温泉
。
新緑も美しいですね。
投稿: bananamoon | 2011年5月 4日 (水) 01時07分